憲法改正

2005年1月25日
憲法改正の動きがとても気になる。感覚的に嫌な感じがする。改正する事自体に反対するわけではないが、改悪することには断固反対したい。リアリストでなければならない政治家の改正への動きも理解できなくはない。しかし、なによりも権力を持つものが詭弁的ねじ曲げによって実質的な意味での戦争への道を歩む危険を増やすような改正はあって欲しくない。戦争で死ぬのは政治家でも経済界の有力者でもなく、庶民であるわれわれとその家族なのだ。権力は常に厳しく締め付けておくくらいで調度よいと思う。たとえ少しでも緩める方に動かすと権力を振るおうとする力と相まって大きく緩んでしまうだろう。

権力分立の問題の中にモンテスキューのこんな言葉が出てきた。「すべて権力を持つものはそれを濫用しがちである。かれは極限までその権力を用いる。それは不断の経験が示すところだ。」
01月11日付 朝日新聞の報道「青色LED訴訟が和解 発明対価など8億4千万円で決着 」へのコメント:ようやく決着したか。僕らがゼミで扱っていたときはまだ地裁の中間判決段階だった。200億から8.4億。この事案の特殊性から貢献度5%は低いのではないかと思う。もっとも一般的には高額の対価は企業に酷だと考えるようになった。一番の理由は、数多くの特許取得に至らない発明のリスクを一つの発明で補う事を視野に入れて会社を経営しているのが普通だと思うからだ。うーん、昔自分がどんな理由で発明者よりだったか思い出せない・・・。

 青色発光ダイオード(LED)の発明対価をめぐり、発明者で米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授の中村修二氏(50)が、元勤務先の日亜化学工業(徳島県阿南市)を相手に約200億円の支払いを求めた訴訟の和解が11日、控訴審の東京高裁(佐藤久夫裁判長)で成立した。同社側が発明対価約6億円を含む計約8億4000万円を支払う内容。「世紀の発明」と言われた青色LEDの発明対価は一審判決が認めた超高額の約600億円から一転、100分の1の額で決着した。一方、個人が起こした発明対価をめぐる訴訟としては過去最高の和解額ともなった。

 和解条項によると、発明の対価は6億857万円とし、遅延損害金2億3534万円を含む計8億4391万円を同社が支払う。

 高裁は昨年12月、「青色発光ダイオードに限らず、中村氏のすべての職務発明について将来の紛争を含めた全面的な解決を図ることが双方にとって極めて重要な意義がある」として和解を勧告。その際、発明対価について「従業員への動機付けとして十分な額であると同時に、企業が厳しい経済情勢と国際的な競争に打ち勝ち、発展していくことが可能なものであるべきだ」とし、経営面も重視する考えを示した。そのうえで、一審が50%とした中村氏の貢献度について、日立製作所や味の素の元社員が起こした訴訟の判例などを踏まえて5%と判断。今回の決着額を提案していた。

 中村氏は「納得していないが本来の研究開発の世界に戻る」とし、日亜側も「業務に専念する状況をつくることを重視した」としている。

 提訴は01年8月。04年1月の一審・東京地裁判決は、青色LEDの発明による日亜化学工業の独占利益を1208億円、中村氏の貢献度を50%として発明対価を604億円と算定し、請求額の200億円全額の支払いを命じた。控訴審で、日亜側は「発明は青色LEDの製造に不可欠な基本特許ではないうえ、一審判決は社の売上高を過大に見積もっている」と主張。中村氏側は「青色LEDの開発は中村氏の発明があってこそ可能だった。売上高の評価も正当だ」と反論していた。

 発明対価をめぐっては04年11月、「味の素」の人工甘味料「アスパルテーム」に関する技術を開発した元社員が起こしていた訴訟で、味の素が1億5000万円を支払うことで和解が成立している。

    ◇

 日亜化学工業の小川英治社長は11日、和解が成立したことを受け、「当社の主張をほぼ裁判所にご理解いただけたと考えている。特に青色LEDの発明が中村氏一人ではなく、多くの人々の努力と工夫のたまものであることを理解いただいた点は大きな成果と考える」とのコメントを出した。

    ◇

 中村修二教授の弁護団は和解成立後に記者会見し、「今回の和解内容に全く納得していないが、弁護士の意見に従って受諾することにした。発明の対価についてのバトンを後続のランナーである一人ひとりの技術者に託し、本来の研究開発の世界に戻ります」とする中村教授の声明を読み上げた。

 今回の訴訟の意義について、弁護団の升永英俊氏は「会社側の支払いがわずか2万円という『ごほうび』だったのを8億4千万円に転換した。この訴訟は滅私奉公の企業社会での個の確立の大切さを問い、知財立国として生きていく日本の産業振興の目的にも沿う」と述べた。

 弁護団によると、教授は改めて12日に記者会見する予定だという。
12月17日付 ニュース 社会の報道「反戦ビラ訴訟、3被告に無罪 地裁八王子支部」へのコメント:行政の恣意的な立件行為が司法の手によって正されたことが喜ばしい。だいぶ前にジュリストで読んでどうなったのかと思っていたが、一面扱いだったので見逃さずにすんだ。

<以下、朝日新聞からの引用>
反戦ビラ訴訟、3被告に無罪 地裁八王子支部

自衛隊のイラク派遣反対を自衛官やその家族に訴えるビラを防衛庁官舎の新聞受けに入れたとして、住居侵入の罪に問われた市民団体の3被告について、東京地裁八王子支部は16日、全員に無罪判決(求刑はいずれも懲役6カ月)を言い渡した。長谷川憲一裁判長は「住民のプライバシー侵害の程度は低く、ビラ入れが憲法で保障された政治的表現活動の一つとして民主主義社会の根幹をなすことを考えれば、刑事罰に値するほどの違法性はない」と述べた。

 無罪となったのは大洞俊之(47)、大西章寛(31)、高田幸美(31)の3被告で、約10人の「立川自衛隊監視テント村」のメンバー。配布したビラには「自衛隊のイラク派兵反対! いっしょに考え、反対の声をあげよう!」などと書かれていた。

 ビラ入れのために他人の敷地に入る行為は、刑事罰を科すほどの違法性があるのか▽それが表現の自由を保障した憲法とのかねあいでどう評価されるか――が裁判の争点だった。

 判決はまず、3人が無断で官舎に立ち入ったことについて、「住民らの意思に反しており、住居侵入罪を構成する要件にあたる」と判断。そのうえで、「たとえ要件を満たしても、動機や行為の態様、被害の程度などを考えたときに、違法性が低く犯罪が成立しない場合もある」とした。

 これを踏まえて、判決は3人の行為を検討。(1)自衛隊のイラク派遣に関する見解を伝えるという動機は政治的意見の表明として正当(2)訪問販売や勧誘行為などと比べ、居住者が被る迷惑は少ない(3)住民の被害感情を考えても被害の程度は低い――と指摘した。

 さらに判決は、「ビラ入れは政治的表現の一つで、商業的宣伝ビラの配布に比べて優越的な地位にある。それなのに、正式な抗議や警告といった事前連絡もせずいきなり検挙し、刑事責任を問うのは憲法の趣旨から疑問だ」と批判。「刑事罰を科す程度の違法性はない」と結論づけた。
政府は10日午前、「国際組織犯罪等・国際テロ対策推進本部」を開き、喫緊のテロ防止策をまとめた「テロの未然防止に関する行動計画」を決定した。

テロ防止体制を早期に整えるため、法整備の期限を明示してる。

米国が採用している制度に倣い、外国人の入国審査時に指紋採取と写真撮影を義務づける出入国管理・難民認定法改正案を2006年通常国会に提出、在外公館での査証申請者の指紋採取も段階的に実施する。

同法改正案には、法務省が指定したテロリストの入国を拒否し、国内で発見した際には強制退去できることも盛り込んだ。航空会社に乗客の有効な旅券の確認を義務づけることとし、このための同法改正を2005年通常国会で行う。航空機や船舶の乗員乗客名簿の事前提出を義務づける措置は2006年度までに整える。

また、外国人に対して宿泊者名簿に国籍と旅券番号を記載させる旅館業法の施行規則改正を今年度中に実施する。

テロが緊迫している状況では、大規模イベント会場などへの立ち入りを制限する法整備を2005年通常国会までに行う。

いろいろと憲法の問題になりそうな話題だ。

 (´ー`)y─┛~~

2004年11月5日
たばこを控えて数ヶ月経った。

ついつい検索してしまった。たくさんあるんだな、たばこって。
http://homepage2.nifty.com/ubax/cigarlist.html

11月3日の日記

2004年11月3日
( ´∀`)・ω・) ゜Д゜)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)

読みたい本りすと

2004年10月7日
桐野夏生
「光源」 文芸春秋 2000.9
「アウト」 講談社 1997.7

真保裕一
「奇跡の人」 角川書店 1997.5
「ボーダライン」 集英社 1999.9
「ストロボ」 新潮社 2000.4
「ダイスをころがせ!」 毎日新聞社 2002.1
「誘拐の果実」 集英社 2002.11
「真夜中の神話」 文芸春秋 2004.9

麻生幾
「CO」 産経新聞ニュースサービス 2004.6

東野圭吾
「片思い」 文芸春秋 2001.3
「レイクサイド」 実業之日本社 2002.3
「ゲームの名は誘拐」 光文社 2002.11
「殺人の門」 角川書店 2003.9
「幻夜」 集英社 2004.1

10月6日の日記

2004年10月6日
自分という人間を謙虚に見つめなおしてみました。なるほど、なぜ今の自分という存在があるのか頷けたのであります。
まず私は常に逃げているのです。浪人することによって受験から逃げ、人を攻撃する事で人間関係から逃げ、何気ない日常の決め事からも詭弁的理由で逃げているのです。その結果逃げる事に慣れそれが惰性的に続いてしまい、逃げる事・曲げる事への罪悪感は確信犯のごとく薄れ、それを日常の存在として認めてしまっているのです。現実逃避を続けた私の前には逃げ続けた現実という壁が積もりに積もって、途方もなく高い壁を築き上げることとなりました。そして、この壁はすでに四方を囲み私の逃げ場を奪っていったのであります。
また、私は人の目を気にしながら生きてきたのです。他人に配慮し、気遣いながら生きてきたという意味ではありません。虚栄心や羞恥心、そして臆病な心から人にどのように見られているかを気にしながら生きてきたのです。
このような私を相手にしてくれた友人たちはおそらくとても人間として成熟しているのでしょう。だから私はこのように感じているのです。自分は容姿や経済力や知的能力に恵まれているとは言えませんが、唯一友人というもっとも貴重な財産に恵まれているのだと。
なぜ、このように逃げそして他人の目を気にするようになったかといいますと、私には劣等感があるからだと思います。私はいじめられ自殺し、もしくはその勇気もなく引きこもりになっていたかもしれません。しかし、私はそうなりませんでした。それは子供の頃から友人に恵まれていたからでしょう。そして、劣等感があったからこそ人の心の痛みを僅かながらも理解できるのだと思います。もしそうでなければ私は今よりもっと人から嫌われ疎ましく思われ、そして孤立していったかもしれません。それは少しでも劣等感をよい方向に考えたいという方便とも言えましょう。しかしそれでもなお私はそのように考える事ができるように導いてくれた温かい人々に感謝の念を覚えるのです。
「叫び」って4種類あるらしい。知らなかった。10年前にも盗まれたらしく、意外と盗まれてるんだな。まあこんなことありましたよって事で記録しておこう。
ISBN:4047914746 単行本 越前 敏弥 角川書店 2004/05/31 ¥1,890 ダン・ブラウンは本書『The Da Vinci Code』で、世界を舞台にした殺人ミステリーの醍醐味と、2000年に及ぶ西洋史から選り抜いた魅惑的な謎の数々とを組み合わせた、知的で明快なスリラーを見事に創造した。 閉館後の静寂に包まれたルーブル美術館で起きた殺人事件をきっかけに、明るみに出た不吉な筋書き。それは、キリストの時代以来…

結構前におもしろそうだなと思っていた作品。

白・冬・トッポギ

2004年6月21日
我輩はソナターである。最終話を見直してみたら勘違いしていたことに気づいた。前見たときはボーとして見ていたので、ユジンがサンヒョクと結婚したと思い込んでいた。結婚してなかったのか。これであの最終回も納得!!
僕はフィクションにリアリティは求めない。ハッピーエンド至上主義。そりゃ無理があるだろうってくらいハッピーな終わり方が大好きだ。フィクションの世界くらい全てがハッピーであって欲しいのだ。

【重要】明日はペプシブルーの発売日。

ASTROMANTIC(CCCD)

2004年6月6日 音楽
m-flo 矢島正明 Patrick Harlan melody. 山本領平 AI 日之内絵美 Rum Bloodest Saxophone Dragon Ash CD エイベックス 2004/05/26 ¥3,059

僕は音楽はほとんど聴かないが、m-floだけは必ず買っている。http://m-flo.com/index.htm

青いコーラ

2004年5月29日
いかにも体に悪そうな青いコーラ「ペプシブルー」が6・22に発売される。体に悪そうなものに目がない僕としてはZに続きこの夏注目のアイテムとなりそうだ。
http://www.business-i.jp/news/bio/art-20040525212956-HQFJREBAXF.nwc

ちなみに6・7はC2の発売日だそうです。世界に先駆けて先行販売される。これはどうでもいいけどね。といつつレッドジャック予告はちょっと気にしている。

カウンター

2004年5月20日
もう書きませんって4月の終わりに書いたのに相変わらずカウンターが進んでるなぁ。いったい誰が見てるんだろうか。偶然ってこともあるが、5月19日の20:00頃に満喫からgoogleでダイレクトにここを検索している。こんな検索の仕方をするのは僕の知り合いだけだ。う〜ん、いったい誰だろうか・・・。気になる。

プロフィールの100の質問に答えて結構疲れた。

在日

2004年5月16日 読書
ISBN:4062123223 単行本 姜 尚中 講談社 2004/03/24 ¥1,575
物真似をマスターするには、まずこの自伝を読まないとね。自分の内面世界に封じ込めてきた「在日」や「祖国」。今までに抑圧してきたものを一挙に払いのけ、悲壮な決意でわたしは「永井鉄男」を捨てて「姜尚中」を名乗ることにした、そうです。

じゃ!

2004年4月25日
すべての時間を勉強に使うため今日でこことおさらばします。みなさんこんな拙い日記を読んでくれてありがとうございました。

ステージ3

2004年4月24日
結構危険。ここが東京ではなく田舎だということを忘れていた。ローのためにTOEICを受けようとしたが6月分やってない。一部私大の提出に確実に間に合わない。TOFLEのCBTも東京・神奈川・大阪のみ。PBTはブリテンのDLすら出来ない始末。結局、くだらない足掻きをせずに現行にむけてやるべきことをやれという天の思し召しか。破り捨てることが出来ないのは自信がないからか。そうなのだろう。
あっちにいったりこっちにいったり・・・。強い意志も持たず、こんなことでは僕は何も得ることが出来ない。さて戻るか。

落下

2004年4月23日
一日家にこもった。時間がない。にもかかわらず夜メッセを起動するとてっぺがいたので、話をした。その後マリとも。それからまた勉強に戻った。

開通

2004年4月22日
今日ようやく回線が開通した。まあ結果的にはそれが一日を悪い方向へと運ばせることとなった。勉強時間の短縮である。夜お迎えに行こうとしたが、車のバッテリーがあがっていたため急遽自転車で行くことに。さっき親父が乗って帰ってきたのだから、ほかの原因があるのだろう。まあ、僕には分からない。1冊読み終えて、また1冊欲しくなった。
目標に向かって努力していた頃が懐かしい、というエフ博士の言葉。そうなるといいな。そうするしかないな。

星新一

2004年4月21日
昼食をとった後ブックオフに本を見に行く。探している著者のところには数冊の本があった。立ち読みをしてみる。なかなかじゃないか。短編嫌いの僕にとっては意外な感じだった。そもそもなぜ短編が嫌いかというと、長編推理小説ばかり読んでいたので長編と比べると物足りなく感じたからだ。しかし、よく考えてみたら短編にも推理小説以外のものもたくさんあるわけで、まさに彼の作品なんかは奇抜で斬新な感じがして面白い。危険な予感すら感じる・・・・・。
帰りに大きな濠がある公園で1時間ほど読書。ここは僕の好きな場所のひとつだ。鯉や小さな魚、鳥や鳩などたくさんの生き物がいるし、自然も豊富だ。。濠の中央にある小さな島では誰かが楽器を演奏していた。ここはまさに自由だ。心が晴れ晴れとする。だが・・・、自分がエリート渉外弁護士で休暇を優雅に過ごしている立場ならいい。真逆だ。「・・・」←これを使う回数も多くなっている。さっさと帰宅して択一君になる。ドライバーの仕事をこなして引き篭もり。また夜型になってる。

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